豊橋市姉妹都市・米オハイオ州トリード市から、トリード大の学生十一人が豊橋を訪れ、日本文化を体験している。
十一人は大学で日本語を学ぶ。十八日から二十五日まで、豊橋市や田原市でホームステイしながら茶・華道を体験したり豊橋市内の中高生と交流したりする。十九日には豊橋特産の「豊橋筆」職人、山崎亘弘さんの工房を訪問。ヤギなど数種類の毛を切りそろえ、水を含ませながらまぜ合わせる筆づくりの工程を見学した。
木製の柄に毛を接着剤で付け、のりで固める作業にも挑戦。紙にカタカナで自分の名前を書いて張り付けていった。ルーク・アンダーウッドさんは「筆づくりは楽しかった。日本文化を深く知るために授業では書道クラスをとっているので、この筆を使いたい」と話した。
豊橋市の姉妹都市、米国オハイオ州トリード市のトリード大の学生らが、豊橋市嵩山町の豊橋筆「嵩山工房」を訪れ、筆づくりの見学と体験をした。訪れたのは日本語学科の原譲教授と学生住人。二十日から八日間の日程で豊橋市内を巡り、日本文化を学ぶ。工房では、職人の山崎亘弘さんが原料のイタチの毛の乾かし方やのりを使った仕上げを実演した。学生も筆づくりに挑戦し、手に糊を付けながら取り組んだ。ミニ筆を作った四年のジョン・チャンドラーさんは「筆を見たのは初めて。細かな工程が難しい」と話した。
豊橋市の姉妹都市・米国トリード市のトリード大学の学生11人が27日、同市嵩山町の豊橋筆嵩山工房(山崎亘弘代表)を訪れ、豊橋が全国に誇る豊橋筆づくりに挑戦した。
学生たちは22日から29までの日程で来豊。豊橋総合動植物公園や二川塾本陣資料館など市内各地を見学している。
そこで日本文化に感銘を受けた学生たちは「全国で有名な豊橋筆を見たい」と要望。山崎さんに打診すると「見学だけではなく、実際に作りましょう」と快諾されて実現した。
豊橋筆づくりでは筆の穂を竹の軸に接着したあと、のり付けをして馬やイタチの毛をまっすぐに整えた。余分なのありを糸でしごいて取り除くなどして作った。大筆、小筆、筆のストラップなど3本を作った。
男子学生は「筆づくりは予想以上に大変で、奥が深いと感じた。帰国して家族に見せたい」と笑顔だった。
豊橋市の姉妹都市、米国オハイオ州トリード市のトリード大学生が21日、豊橋市嵩山町の嵩山工房(山崎亘弘代表)で筆づくり体験をした。11人の学生らは山崎代表の説明を聞きながら懸命に筆づくりに励んだ。
最初は筆先の材料となるイタチや馬の毛をじっくりと観察した。続いてミニ筆・細筆・太筆から一つを選んで挑戦、筆の穂元を期の軸と接着したほか、仕上げまでの一連の工程を体験した。筆を完成させると周りの学生たちからは拍手が起こった。4年生のデイビッド・フライさんは「アメリカには筆づくりの文化は無いので、とても興味深かった。日本の食文化と歴史にも興味があるので勉強したい」と話した。
作った筆はそれぞれが記念品として大切に持ち帰った。学生らは27日に帰国する。
豊橋市の姉妹都市、アメリカ・オハイオ州トリード市のトリード大学の一行9人が27日、筆づくり体験ができる同市嵩山工房を訪れ、豊橋筆づくりを初体験した。
一行は日本文化を学ぶため来日し、26日に豊橋市を訪れた。
授業で書道を学んでいるという9人は、中太の筆づくりに挑戦。地元の筆職人3人に教わりながら軸に穂先をつけ、のりで穂先を固める仕上げの作業を真剣な表情で取り組んだ。完成した筆を見ながら「ワァオ」と喜んでいた。
2年生の胃がん。テサモさんは「難しくもあり、楽しくもあった。書道の授業で使いたい」と笑顔で話していた。
一行は6月2日まで、トヨハイッシナイデホームステイ。茶道体験や二川塾本陣資料館見学など文化を学ぶとともに、日本の生活を体験しながら市民と交流する。
豊橋市とトリード市は2000(平成12年)年に姉妹都市提携を結び、市民の相互交流を図っている。
日本文化の一端を学ぼうと、豊橋市の姉妹都市・米国トリード市の学生が19日、同市嵩山町の嵩山工房を訪れ、筆づくりを体験した。
訪れたのは、トリード大学外国語部日本語学科の2~4年生11人。夏期講習で東京、京都、豊橋の3か所を今月12日から31日までの日程で訪問しており、書の文化を学ぼうと尋ねた。
学生たちは、工房の山崎亘弘さんら筆職人から豊橋筆について聞き、作り方の実演を見学した後、筆づくりに挑戦。筆の穂先を軸に付ける作業を行い、ノリで穂先を固める作業に悪戦苦闘しながら完成させた。
同大ジェイコブ・ドレーズさんは「1本1本、職人さんが手作りで筆を作る姿に、日本のものづくりの原点を感じました」と話していた。
日本アニメなどの影響で、米国では日本語に興味のある学生が多く、日本語学科には200人を超える学生が在籍している。夏期講習で毎年のように来日し、嵩山工房を訪ねている。
豊橋市嵩山町の筆の里嵩山工房(山崎亘弘代表)で4日、ロシアから訪れた青年2人が豊橋筆づくりを体験し、日本の伝統工芸の奥深さにふれた。体験したのはロシア・サンクトベテルブルグ出身のドリューマ・ウラジーニルさんと同郷のニエステロフ・マクシムさんの2人。先月29日から観光目的で来日しており、知人の日本人の通訳の紹介で、今回初めて豊橋筆づくりを体験した。豊橋筆は、200年以上の歴史を持つブランド筆。現在、市内には14人の伝統工芸士がおり、年間約200万本を生産しているという。2人は、山崎さんの指導を受けながら細筆に挑戦。楽しみながら世界に1つだけのオリジナル筆づくりに励んだ。体験後、ドリューマさんは「こんなに筆づくりが難しいとは思わなかったけれど、本当におもしろかった」と笑顔で話した。
「穂の国・豊橋ハーフマラソン」に招待ランナーとして出場するドイツ・ウォルフスブルク市の2人が29日、豊橋市嵩山町の筆の里「嵩山工房」(山崎亘弘代表)を訪れ、豊橋筆づくり体験をした。
豊橋市とウォルフスブルク市は2010(平成22)年、友好協定を締結。同大会を主催する市などが招いた。
筆づくり体験をしたのは、ウォルフスブルク市スポーツ会長ソーテン・ヴェーナーさん、フォルクスワーゲン社長イネス・ラームローさん。
山崎代表から穂先の原料となる毛の種類などの説明を受け、太筆づくりに挑戦した。2人は、慣れない筆づくりにも時折笑顔を見せながら、穂先の接着、型作りなどの工程を真剣な表情で取り組み、完成させた。ソーテンさんは「とても楽しかった。家に帰って家族に自慢したい」と笑顔を見せた。
穂の国豊橋ハーフマラソンに招待され、豊橋市に滞在しているドイツ・ウォルフスブルク市の訪問団が二十九日、市内の豊橋筆工房「嵩山工房」を見学した。
五人は、馬の毛を整えて筆を作る様子などを見て「動物の毛はどこから持ってくるのか」などと質問したり、大筆を手にしたりした。その後、職人の山崎亘弘さんらの指導を受けながら筆づくりを体験した。
訪問団は日本語で「ありがとう」と話し、できたばかりの自作の筆を受けとった。五人は市内の別の場所でお茶や生け花も体験し、日本文化を楽しんだ。
豊橋青少年オーケストラキャンプで来日中のドイツのヴォルフスブルク音楽学校の講師ら7人が2日、豊橋市嵩山町の「筆の里嵩山工房」(山崎亘弘代表)を訪れ、豊橋筆づくりと、同筆を使った書道を体験した。
広義の空き時間を利用し、豊橋や日本の文化を知ってもらおうと豊橋市が同工房に依頼した。
訪れた講師らは、筆づくりの最終工程の一つ、穂先と軸を接着する作業に取り組み、高級筆とされる「豊橋筆」を完成させた。書道では、通訳の力を借り、漢字やひらがなで、「幸せ」「健康」などの好きな言葉ほか、日本語読みにした自分の名前をひらがなやカタカナで書いた。
ヴォ市音楽学校講師のマリア・デル・マールさんは「筆づくりは、一つ一つの工程に時間と労力を掛け、芸術の域に達している。書もとても楽しかった」と感想を語った。
ドイツから来日した女性と豊橋市内の友人らが26日、同市嵩山町の豊橋筆嵩山工房を訪れ、伝統の筆作りの工程などを見学した。女性は現在、京都市内に滞在しているバルトラウト・フリードリッヒさん。日本画を描き、日本文化にも関心が高く、友人の浅野かよ子さんら4人で訪問した。山崎亘弘さんと羽田野晃一さんの豊橋筆職人の2人から毛筆の製作について説明を受けた。イタチやヤギ、ウマの毛など材料に関する話を聞いたほか、山崎さんが実演した書道用筆づくりに見入った。
興味深く見ていたフリードリッヒさんは「各工程で正確な作業が進められ、筆ができることが分かった。試し書きもしたが、以前から思っていた筆の重要性を実感できた」と感想を話した。
豊橋市嵩山町で豊橋筆をつくる山崎亘弘さんの工房に6日、米国在住の西洋書道家のカール・ロアーズさんが訪れ、山崎さんらの指導で豊橋筆を作った。
西洋書道は、羽ペンやブラシなど特殊なペンを使って文字や飾り絵などを描く手法で、世界各地の大勢の人に親しまれている。現在カールさんは、西洋書道の講師として東京、名古屋、福岡など全国各地で講習会を実施している。そこで名古屋市のホテルでカールさんがインターネットで「筆」と検索したところ一番最初に山崎さんが製作する嵩山工房のサイトがヒットして「嵩山工房で日本の筆を作りたい」と山崎さんに頼んで実現した。この日はカールさんと通訳兼受講生の方も来訪。山崎さんと同じ筆匠会の伝統工芸士 渡辺一明さんも掛け付けてカールさんを指導した。カールさんはイタチの毛を使った豊橋筆づくりにチャレンジ。筆の毛先を切ったり、くしを使って毛先をそろえるなどの作業を進めた。筆早く1時間で完成。記念に色紙に英語で嵩山工房と書いたりして山崎さんにプレゼントした。最後にカールさんは「初めて作って感激。楽しかったけど一番難しかったのは日本語の意味が分からない時でした」と山崎さんらを笑わせた。
第五回ハットンシンポジウム(国際花崗岩会議)で豊橋を訪れている外国人科学者の夫人らが同シンポ期間中、伝統工芸の豊橋筆の見学のため、豊橋市嵩山町の筆の里嵩山工房(山崎亘弘代表)を訪れ筆づくりなど体験した。
嵩山工房を訪れたのはシルバー・アラナさん(米国人)ら三カ国の四人で、山崎さんら伝統工芸士の筆づくりを見学した後、太筆づくりに挑戦し、筆毛ののり付けなど四工程を手掛けて、自分のネーム入りの筆を作り感激し、お土産に持ち帰った。